2017年3月8日水曜日

忘らるる 身をば思はず 誓ひてし  人の命の 惜しくもあるかな

忘らるる 身をば思はず 誓ひてし
 人の命の 惜しくもあるかな
           右近(百人一首38)

(忘れ去られる私の身はいいのです。いつまでも愛すると誓った
 人の命が<神罰によって>失われてしまうのが惜しまれるのです)

 作者はけっこう恋多い女性のようですが、どうも振られることの多かった人のようです。自分のことはいいと言いながらも、捨てていった恋の相手に強い執着心をしのばせています。<神罰>が下るのを心配しているかのようで、本心はバチが当たって死んでしまえばいいと恨みが暗示されています。
 一方、第二の解釈もあります。この歌の刺のような部分は、社交の場における軽い皮肉であって、捨てていった相手をいたわる気持ちが、実はこの歌の主旨だとする、真逆の解釈です。けっこうこちらが主流のようですが、ふたつの解釈のあいだには議論に決着はないよいうです。
 ここでは暗示されている「恨みの心」と「神罰」を歌意としてとります。
 タロットでは「タワー」の神罰。サビアンでは「タウラス2度」の電磁嵐で、天啓、神罰。易では火雷噬こう(からいぜいこう)で神罰。
 未処理の感情が、時に爆発的な破壊を求めます。神罰が下るときもあるかもしれません。しかし、やはり執着を離れよという内的な導きにしたがい、新たなる方向性、可能性に向かうことが大事です。となると、第二の解釈である「いたわり」から、さらに「感謝」へと昇華していくことになるでしょう。

 本日、3月8日(水)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。

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