乙女の姿 しばしとどめむ
僧正遍昭(百人一首12)
(天の風よ、雲の中への通り道を吹き閉ざしておくれ
美しい姫たちが舞う姿を、もうしばらく留めておきたい)
作者は六歌仙、三六歌仙にも選ばれている人で、往時は誰もが知っている存在ということが前提なのかもしれません。「遍昭」はもとは「遍照」だったようですが、「アマテラス」となり、恐れ多いので、脚部の「れっか」を取ったとか。出家後に長谷寺で妻が訪れていたが会わなかったとか、いろいろな逸話が残っています。出家前は浮名の多い人でもあり、皇族でもあり、多才な人だったようです。歌意は、素直に読めば、美しい舞が終わってしまうことを残念がるという、しごくシンプルなも。出家前の歌と後に、聖と俗の対比があるとまで読むのは、読みすぎでしょうか? 出家前の歌を出家後の名で載せるといったところにも定家という人は、何事かをこめているようにも感じられるのですが? どうでしょう。歌意は、シンプルに「残念な気持ち」といった感じで取りました。
タロットでは「カップ5」で失望。サビアンでは「水瓶座21度」で失望、幻滅すること。易では風天小畜(ふうてんしょうちく)で、密雲にして雨降らず。残念、失望。世俗の現象界では「乙女の姿」の美もつかの間に消え去り、留め置くことはできません。
永遠の真理を求める強い意志が、遍昭には、在俗のときからあったのかもしれません。
本日、3月3日(金)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。
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