2017年3月1日水曜日

嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は  いかに久しき ものとかは知る

嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は
 いかに久しき ものとかは知る
         右大将道綱母(百人一首53)

(あきらめてあなたを待っている、一人で寝る夜の、明けるまでの時間が
とても長いものということを、あなたは知っていますか? 知らないでしょうね)

 もう来るわけがないと考えていても、もしかしたら来るかもしれないと待っている。もう最終段階なのはわかっているけれど、昔の思い出があったりして、もしかしたら今夜は突然やってくるかもしれない、淡い期待をしてしまう。作者の夫(藤原兼家)は、なかなかの浮気性で、彼女はずいぶんとこういう夜を過ごしたようです。あげくに捨てられてしまいます。夫との悩み多い生活の顛末をつづったののが『かげろう日記』です。孤独の苦しみをつづったこの文章は日記文学の古典として残りました。白州正子は、作者のことを「気丈な女性」と評しています。困った状況にあっても、それを冷静に見つめ、立ち向かうことで、後世に残る歌や日記文学を生み出したのです。
タロットでは「ペンタクル5」でみじめな境遇。サビアンでは「牡牛座15度」で逆境に立ち向かう男。易では「沢水困(たくすいこん)」で困窮欠乏の状態。君子は命をかけて志をとげる。逆境やみじめな境遇において、苦しみは期待があるからです。期待を捨てると、見えなかった可能性が見えてきます。

 おはようございます。本日もよろしくお願いします。
 本日、3月1日(水)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。

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