2017年8月25日金曜日

新聞・出版社の書評まとめ読み!読書家のための本の総合情報サイト Book Bang 紹介記事


縄文時代にはすでにクッキーが食べられていた? 古代日本のフシギに迫る――変わる古代の日本の姿。今と昔をつなぐ3つのキーワード

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 古代の日本がわかる事典
吉野ケ里遺跡公園内の高床式倉庫(photo by japal/fotolia)
あなたは「古代の日本」にどのようなイメージを思い浮かべますか?
もしかしたら邪馬台国の卑弥呼を想像するかもしれませんし、また稲作農耕をはじめた弥生時代の遺跡を思い出すかもしれません。もちろんそれらは古代のイメージとして正しいと言えるのですが、発掘調査の進展によってより鮮明に当時の文化や風習、生活が分かるようになってきました。そして、古代と現代はつながっていると感じさせる部分が次々と解明されつつあります。
その一端を『古代の日本がわかる事典』からご紹介していきましょう。
 ***

ロマンに満ちた「古代」の姿

どことなくロマンを感じさせる「古代」という言葉。文明の始まりを示すこの言葉は、日本では先史時代以降――邪馬台国から奈良・平安時代頃までの、武家政権の成立以前――を指す区分として認識されています。
しかし、この「古代」という時代の概念やイメージは今、大きく変わってきているのです。
これまでの歴史研究は、「文献史学」という文字史料を研究する手法が中心でした。しかし、考古学における発掘調査が進み、これまで当たり前とされていたことに疑問が投げかけられるようになっています。そして、明らかになってきているのが、私たちの遠い祖先がどのような生活を送ってきたのか、日本という国の基礎をどのように作ってきたのか、ということ。そこには現代につながるいくつかの痕跡が見られます。
では、さっそく「古代」と「現代」がつながる旅へと出かけましょう。
縄文時代にはすでにクッキーが作られていた?
「縄文時代のクッキーって、いきなり何を言い出すんだ?」と思った人もいるでしょう。
実は、縄文時代の遺跡から「クッキー状の炭化物」が発見されているのです。それは、粉状のデンプンをクッキー、またはパン状に固めて焼いたものと推測されており、学習の場などでこのクッキーを再現して食べるということもあるようです。
この発見に対し「使われた分析方法に欠点があるため、それらのレシピは推定の域を出ていない。分かっていることは『粉状のデンプンを固めたもの』だということだけだ」という反論(参考。ページ後半部分に「縄文クッキー」に関する言及あり。←http://www.komakino.jp/yamaguti-ronbun/yamaguti-ronbun.html)もありますが、ここで疑問が浮かびませんか? 「そもそも、狩猟採集文化だった縄文時代にデンプンを加工する技術があったのだろうか」と。
この炭化物が「本当にクッキーだったのかどうか」はともかく、「縄文土器」の存在がこうしたものの作成を可能にしたと考える学説があります。『古代の日本がわかる事典』の著者・北川隆三郎さんは次のように述べています。
日本列島の森では、秋にクリやドングリ、クルミなどが大量に実る。
クリは生でも食べることができるが、ドングリはアクが強く、そのままでは食べることができない。水にさらしたり、加熱し、アクを抜かなければならない。
深鉢の土器の出現によって、この問題が解決された。土器を水にさらす容器としたり、鍋として水を加熱して、アク抜きをすることができる。保存用の容器としても使える。
(中略)
「縄文クッキー」は、アク抜き技術の確立で、石皿や磨石を用いて堅果類の粉食が可能になった結果であると考えられている。炉のなかから発見されるものは焼いたもの。土器にこびりついたものは、粥状に煮て食したらしい。
土器の出現で、こうした堅果類の加工と粉状にした保存、さらに料理法も確立したのだ。
(『古代の日本がわかる事典』P.36より)

日本の戦争は弥生時代にはじまった?

多数の人間同士で戦う行為を「戦争」とするのなら、日本において戦争が初めて起きたのは弥生時代かもしれません。というのも、弥生時代の遺跡から「殺傷痕」のある大量の人骨が出土しているからです。
これは縄文時代にはなかった特徴で、これらの発見から「大規模な騒乱が起こり、戦場近くに設けた溝に遺体を無造作に埋葬する必要があった」ことが推測できます。他にも、吉野ヶ里遺跡やスダレ遺跡などの弥生時代の遺跡から「弥生時代に戦争が始まった」という通説を裏付ける出土品がありました。
また、3世紀頃に成立したといわれる中国の歴史書『魏志倭人伝』では、弥生時代末期の2世紀ごろに長期間にわたる騒乱「倭国大乱」が起きたと記されており、それを収めたのが邪馬台国の卑弥呼だとされています。
そう考えれば、卑弥呼という人物は英雄ですよね。長く続いた戦争を終わらせたのですから。

漢字以前に文字はあったのだろうか?

現代の私たちは漢字とひらがな、カタカナを使って文章を書いています。とくに、ひらがなとカタカナは中国から伝わってきた漢字を元に成立したといわれているので、「日本オリジナルの文字は存在しなかった」ということが定説になっています。
しかし、縄文土器や弥生土器をよく見てみると、かなり洗練された記号のような文様が描かれているものがあり、文字が自ずと生み出されてもおかしくない条件は揃っているように見えると前述の北川隆三郎さんは述べます。
漢字の伝来以前、日本に文字は存在していたのでしょうか? それとも、していなかったのでしょうか?
実はそれに関する研究や言説はいくつか存在しています。江戸時代の国学者である平田篤胤は神話時代の日本で使われていた神代文字を研究していましたし、記紀の原書といわれる『ホツマツタヱ』を構成する神代文字「ヲシテ」は、漢字以前の文字の例として知られています。
ただし、神代文字に対しては批判も多く、「文字が存在したという論拠はない」という意見が主流のようです。
古代文字は果たして存在したのか? それは今後の考古学の研究が進むことによって次第に明らかになるはずです。これは大きなロマンを感じますよね。
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今、私たちが当たり前に使っている文字や食べているもの、起きていることなどの源流があるのが古代という時代です。
当時の彼らの生活や風習、文化を知ること。それが今の私たちの社会の謎や秘密を解き明かすカギになるかもしれません。

2017年8月14日月曜日

日刊ゲンダイで『古代の日本がわかる事典』紹介される

日刊ゲンダイのザッツエンターテインメント
古代の日本を訪ねる本特集 2017年8月13日で
『古代の日本がわかる事典』が紹介された。
「古代の日本がわかる事典」北川隆三郎著

 社会科で習った弥生時代の始まりは紀元前4~5世紀ごろだが、発掘調査が進んだことで、現在では紀元前1000年ごろとする説が主流になっていることをご存じだろうか。

 日本の古代史といえば従来は近畿地方が中心というイメージ。ところが、北海道から沖縄まで発掘調査が進んだ結果、いずれの地域からも古代遺跡が発掘されている。本州最北端に位置する陸奥湾を望む三内丸山遺跡では、縄文初期から中期に、高さ20メートルを超える超大型建物があったことも確認されているのだ。

 東日本大震災に伴う住宅移転事業でも多くの縄文遺跡が発掘され、縄文時代は東日本が先進地帯だった可能性も出てきている。最新の調査結果から古代の魅力を掘り起こす本書。歴史を学び直すにはもってこいだ。(日本実業出版社 1500円+税)

2017年4月26日水曜日

原宿竹下通りアフリカ村客引きテクニック

 原宿竹下通り。
 日本一の売上をほこるというセブンイレブンの斜め向かいの角をまがると、占い館タリムがある。
 最近、この周辺は「アフリカ村」と呼ばれている。アフリカ出身のアフリカンが店員を勤めるショップが数軒、ノキをつらねているからだ。
 けっこう流暢に彼らは日本語をあやつる。
「どこから来たの?」
 明らかに地方から東京に修学旅行でやってきた中学生、高校生のグループに声をかけている。
「福島」と中高生が答える。
「ああ、福島! この前、行ったよ!」とアフリカンはニコヤカに応じる。
「ええ!? ホント?」
「ホントだよ。友達の結婚式」
「ワォ!!」と中高生は目を輝かせる。
「福島、最高!」とアフリカンはたたみかける。
 地元を褒められた中高生は、すっかり、気を許してしまう。アフリカン客引きは、竹下通からちょっと入ったウラタケのショップに、こうしてお上りさんを誘導していく。
 店から出てくる中高生たちは、いちようにピンクの小袋を小脇にかかえたり、手にもって出てくる。けっこう商売になっているようだ。
 竹下通りに戻ったアフリカンたちは、今度は、女子中高生グループに声をかける。
「どこから来たの?」
「鹿児島」
「ああ、鹿児島! この前、行ったよ!」
「ええ!? ホント?」・・・・・以下同文だ。
 原宿アフリカ村の客引テクニックである。
 ためしにのぞいてみる。
「このTシャツ、いくら?」
「7000円」
「7000円! 高くない?」
「いや、みんなホンモノ。FROM LA」
 アフリカンはタグを見せてくた。
 多分、中高生には、まったくちがった値段を言っているのかもしれない。

2017年4月20日木曜日

橋頭保は確保中

4月19日、新宿紀ノ国屋書店本店の古代史コーナー。平台に平済み。橋頭保は堅持してました。編集者あがりなもので、気になります。

おはようございます。本日もよろしくお願いします。4月20日(木)午後1時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの定例鑑定は水曜日、木曜日です。なお、23日(日)も臨時鑑定します。
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2017年4月16日日曜日

浮気しやすい星座NO.1は!?

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おはようございます。本日もよろしくお願いします。
本日、4月16日(日)午後1時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて、臨時に鑑定を行います。
*タリムでの定例鑑定は水曜日、木曜日です。なお、来週23日も臨時鑑定します。

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2017年4月6日木曜日

「占いはうさんさくない」というのがうさんくさい


 占い専用チェンネルがスタート。私もうさんくさく出ています。

 おはようございます。本日もよろしくお願いします。
 本日、4月6日(木)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は、水曜日と木曜日です。

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2017年4月5日水曜日

4月の星予報/youtubu動画です



 おはようございます。本日もよろしくお願いします。
 本日、4月5日(水)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は、水曜日と木曜日です。

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2017年3月31日金曜日

ケン・ウィルバーの『アートマンプロジェクト』の図とホロスコープ

「完全なライフ・サイクル」と名づけられたこの図は、トランスパーソナル心理学の理論家ケン・ウィルバーの『アートマン・プロジェクト』(春秋社)に掲載されている。西洋占星術をご存知の方なら、円の左下の「プレローマ(=自己と環境の未分化)」がヱリーズ、「ウロボロス(=幼生的自我段階)」がタウラス、「身体的自我」がジェミニ、「メンバーシップ認識」がキャンサー、「初期と中期の自我/仮面」がレオ、「後期の自我/仮面」がヴァーゴ、「成熟した自我」がリブラ、「生物社会的帯域」がスコーピオ、「ケンタウロス/実存」がサジタリウス、「微細」がカプリコン、「元因」がアクエリアス、「アートマン(真我)」がピセスに対応するといったらどう感じるだろう?
「精神発達のトランスパーソナル理論」とサブタイトルのついてるこの著書は、1980年代に出版され、もう、ほとんど顧みられないが、こんな観点から読み直すと、ホロスコープにも、精神発達のプロセスが投影されていると感じられるのだけれども・・・・?

 おはようございます。本日もよろしくお願いします。
 本日、3月31日(金)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は、4月からは水曜日と木曜日になります。

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2017年3月29日水曜日

ファースト・クォーター・ムーンは4月4日から11日

図=The Lunation Cycle: Dane Rudhyarより

 昨日、28日はニュームーン(新月)でした。ここから4月4日のクレッセント・ムーン(三日月)にかけて動きが展開をはじめます。さらに4月11日の満月に向かうファースト・クォーター・ムーン(半月)へと動きが活発化していきます。つまり、新月の3月28日から4月4日にかけてが、準備期間。4日から満月の11日にかけてがエネルギーも上がり、目標を実現するためのがんばり時の期間になります。宝くじとかロトなんかを買うのも、4日から11日がおすすめ。
 古代史や日本研究とともに、私は占い師もやってます。

 おはようございます。本日もよろしくお願いします。
 本日、3月29日(水)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は、3月中は水曜日、金曜日です。
*まお、4月からは水曜日と木曜日に変更になります。よろしくお願いします。

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2017年3月24日金曜日

紀伊國屋本店古代史コーナーに平積み!

新宿紀伊國屋本店の古代史コーナーに
閉店間際に行ってみた!
平台の一番いいところに平積みでした。
紀伊國屋さん、ありがとうございます。

さあ、セット完了。敵は村上春樹だ!
いやいや冗談!
とりあえず、
竹内睦泰『古事記の宇宙』と
譽田 亜紀子『知られざる縄文ライフ』を抜きたい!

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本日発売の『古代の日本がわかる事典』

 日本史の概念で「古代」といえば先史時代以降、古代国家の成立期を指していることが多い。もっとも狭義の古代の区分ではこの定義が正しく、教科書では、だいたいこのような表記になっている。
 しかし、本書では、「縄文時代」までをも「古代」という区分でくくることにした。なぜなら、縄文時代にも「文明」が存在していることが明らかになってきたからだ。

               ――――本日発売の『古代の日本がわかる事典』より


 おはようございます。本日もよろしくお願いします。
 本日、3月24日(水)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は、3月中は水曜日、金曜日です。
*なお、4月からは水曜日と木曜日に変更になります。よろしくお願いします。


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2017年3月22日水曜日

タリムに来ると発売前に読める!

『古代の日本がわかる事典』をタリム文庫に寄贈しました。


 おはようございます。本日もよろしくお願いします。
 本日、3月22日(水)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は、3月中は水曜日、金曜日です。
*なお、4月からは水曜日と木曜日に変更になります。よろしくお願いします。

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2017年3月17日金曜日

見本があがった


「見本があがった」と日本実業出版社の担当の細野さんが、原宿に持参してくれた。どうやら24日にはちゃんと配本されるようです。

 おはようございます。本日もよろしくお願いします。
 本日、3月17日(金)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。
*百人一首解読はお休みします。
http://ryuzaburoukitagawa.blogspot.jp/2017/03/blog-post_14.html

2017年3月14日火曜日

新刊予告『古代の日本がわかる事典』北川隆三郎著

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内容紹介
近年、新たな遺跡の発掘や科学的調査手法の発展などにより、謎が多かった縄文から古墳時代までの人びとの暮らしの様子が明らかになってきています。本書では、このような成果を踏まえつつ、太古の人の死生観や世界観など、精神的な面についても考察していきます。現在にも息づく日本人の「源流」へとさかのぼる一冊!

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2017年3月10日金曜日

浅芽生の 小野の篠原 しのぶれど  あまりてなどか 人の恋しさ

浅芽生の 小野の篠原 しのぶれど
 あまりてなどか 人の恋しさ
           参議等(百人一首39)

(忍んできたけれど、
 今はもうあふれてきてしまう。どうしてもあなたが恋しいのだ)

 上2句は「しのぶ」を引き出す序詞で、意味はとらないで口語訳をしました。上2句には荒涼とした寂しさが象徴されています。その背景にしのんでもしのびきれずにあふれ出る恋心が浮かぶという仕掛けになっています。
 もと歌になった古歌はつまらない作といわれ、作者が本歌どりして秀歌に仕立て上げ、定家が選んだとされます。
 作者名にある「参議」は公卿の官職名で、歌人としては、作歌数も少なく、マイナーな人のようです。定家によって選び出されたことで等の名声は高まりました。この時代に秀歌を残した公卿は他にも多くいますが、なぜ、等のような人の歌が『百人一首』に選ばれているのかも「謎」です。歌意は「燃え上がる恋心」ですが、恋だけではなく、特定の対象に向かう強い意思決定といったニュアンスでとります。
 タロットな「力(ストレンス)」で燃え上がる決意。サビアンでは「蟹座13度」で決然たる意志決定。易では「火地晋(かちしん)」で、地の上に太陽が昇る。熱中して進む。。外部の何事かに熱中するという事態は、自己本来の中心的課題を外部に投影しているのです。つまりは内的世界への忠誠に向かって進み出そうとしているのです。

 おはようございます。本日もよろしくお願いします。
 本日、3月10日(金)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。

2017年3月8日水曜日

忘らるる 身をば思はず 誓ひてし  人の命の 惜しくもあるかな

忘らるる 身をば思はず 誓ひてし
 人の命の 惜しくもあるかな
           右近(百人一首38)

(忘れ去られる私の身はいいのです。いつまでも愛すると誓った
 人の命が<神罰によって>失われてしまうのが惜しまれるのです)

 作者はけっこう恋多い女性のようですが、どうも振られることの多かった人のようです。自分のことはいいと言いながらも、捨てていった恋の相手に強い執着心をしのばせています。<神罰>が下るのを心配しているかのようで、本心はバチが当たって死んでしまえばいいと恨みが暗示されています。
 一方、第二の解釈もあります。この歌の刺のような部分は、社交の場における軽い皮肉であって、捨てていった相手をいたわる気持ちが、実はこの歌の主旨だとする、真逆の解釈です。けっこうこちらが主流のようですが、ふたつの解釈のあいだには議論に決着はないよいうです。
 ここでは暗示されている「恨みの心」と「神罰」を歌意としてとります。
 タロットでは「タワー」の神罰。サビアンでは「タウラス2度」の電磁嵐で、天啓、神罰。易では火雷噬こう(からいぜいこう)で神罰。
 未処理の感情が、時に爆発的な破壊を求めます。神罰が下るときもあるかもしれません。しかし、やはり執着を離れよという内的な導きにしたがい、新たなる方向性、可能性に向かうことが大事です。となると、第二の解釈である「いたわり」から、さらに「感謝」へと昇華していくことになるでしょう。

 本日、3月8日(水)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
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2017年3月3日金曜日

天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ  乙女の姿 しばしとどめむ

天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ
 乙女の姿 しばしとどめむ
       僧正遍昭(百人一首12)

(天の風よ、雲の中への通り道を吹き閉ざしておくれ
 美しい姫たちが舞う姿を、もうしばらく留めておきたい)

 作者は六歌仙、三六歌仙にも選ばれている人で、往時は誰もが知っている存在ということが前提なのかもしれません。「遍昭」はもとは「遍照」だったようですが、「アマテラス」となり、恐れ多いので、脚部の「れっか」を取ったとか。出家後に長谷寺で妻が訪れていたが会わなかったとか、いろいろな逸話が残っています。出家前は浮名の多い人でもあり、皇族でもあり、多才な人だったようです。歌意は、素直に読めば、美しい舞が終わってしまうことを残念がるという、しごくシンプルなも。出家前の歌と後に、聖と俗の対比があるとまで読むのは、読みすぎでしょうか? 出家前の歌を出家後の名で載せるといったところにも定家という人は、何事かをこめているようにも感じられるのですが? どうでしょう。歌意は、シンプルに「残念な気持ち」といった感じで取りました。
 タロットでは「カップ5」で失望。サビアンでは「水瓶座21度」で失望、幻滅すること。易では風天小畜(ふうてんしょうちく)で、密雲にして雨降らず。残念、失望。世俗の現象界では「乙女の姿」の美もつかの間に消え去り、留め置くことはできません。
 永遠の真理を求める強い意志が、遍昭には、在俗のときからあったのかもしれません。

 本日、3月3日(金)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。

2017年3月1日水曜日

嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は  いかに久しき ものとかは知る

嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は
 いかに久しき ものとかは知る
         右大将道綱母(百人一首53)

(あきらめてあなたを待っている、一人で寝る夜の、明けるまでの時間が
とても長いものということを、あなたは知っていますか? 知らないでしょうね)

 もう来るわけがないと考えていても、もしかしたら来るかもしれないと待っている。もう最終段階なのはわかっているけれど、昔の思い出があったりして、もしかしたら今夜は突然やってくるかもしれない、淡い期待をしてしまう。作者の夫(藤原兼家)は、なかなかの浮気性で、彼女はずいぶんとこういう夜を過ごしたようです。あげくに捨てられてしまいます。夫との悩み多い生活の顛末をつづったののが『かげろう日記』です。孤独の苦しみをつづったこの文章は日記文学の古典として残りました。白州正子は、作者のことを「気丈な女性」と評しています。困った状況にあっても、それを冷静に見つめ、立ち向かうことで、後世に残る歌や日記文学を生み出したのです。
タロットでは「ペンタクル5」でみじめな境遇。サビアンでは「牡牛座15度」で逆境に立ち向かう男。易では「沢水困(たくすいこん)」で困窮欠乏の状態。君子は命をかけて志をとげる。逆境やみじめな境遇において、苦しみは期待があるからです。期待を捨てると、見えなかった可能性が見えてきます。

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2017年2月24日金曜日

難波江の 芦のかりねの ひとよゆゑ  みをつくしてや 恋ひわたるべき

難波江の 芦のかりねの ひとよゆゑ
 みをつくしてや 恋ひわたるべき
        皇嘉門院別当(百人一首88) 

(難波の入り江の芦の切り株の一節<ひとよ>のような
 旅の一夜の短い契りのために、これから澪標<みおつくし>のように
 身をつくして、あなたを恋し続けることになるのでしょうか)

 おはようございます。本日もよろしくお願いします。
 前回の歌とナニワのアシが出てきたり、短い逢瀬のシーンだったり、よく似ています。ですけれど、正反対の趣があります。技巧をこらした歌という評価が高く、芦の節の短さと逢瀬の時の短さをかけたり、「澪標(浅瀬の座礁除けの標識)」に「身をつくし」がかかっていたりします。作者は、あまりぱっとしない女性で、解説者によっては遊女あつかい。疑問を持たずにつくすなら、たいしたもの。少しでも疑問があるなら、心は一転します。振られたら尼にでもなる覚悟がないと心は恨みに転じます。ここでは、ありがちな心の動きとみなします。なお、蛇足ながら、性別が男でも同じこと。
 タロットでは「ソードの王女」で彼に振られた独身女性の復讐心。サビアンなら「レオ8」で共産主義革命、ないし破壊神(シヴァ神)。易では沢火革(たくかかく)で革命。ご意見はごもっとも。しかし、新しい彼を探すことこそ、真の革命です。宇宙は、あなたには、無限の可能性があります。

 本日、2月24日(金)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。

2017年2月22日水曜日

難波潟 短き芦の ふしの間も  逢はでこのよを 過ぐしてよとや

難波潟 短き芦の ふしの間も
 逢はでこのよを 過ぐしてよとや
           伊勢(百人一首19)

(難波潟<なにわがた>の芦の短い節と節の間のような短い間でも
 逢わずにこの世を過ごし果てよというのですか)

 おはようございます。本日もよろしくお願いします。

 歌意は解説するまでもないでしょう。大阪湾はかつては遠浅のデルタ地帯で芦がたくさん自生していたようです。作者の伊勢は36歌仙にも入る人で、平安を代表する女性歌人です。多くの恋愛経験を積んだ人としても知られています。名前の「伊勢(イセ)」からはホツマツタヱの「イセの道」が浮かびます。イモ(男・夫)とオセ(女・妻)の道(心得)の達人だったに違いありません。
ということで、タロットなら「カップの2」で愛、セックス、結婚。サビアンでは「タウラス26」で愛のセレナーデ。易では「兌為澤(だいたく)」で、喜び。


 本日、2月22日(水)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。

2017年2月17日金曜日

淡路島 かよう千鳥の 鳴く声に  いく夜寝覚めぬ 須磨の関守

淡路島 かよう千鳥の 鳴く声に
 いく夜寝覚めぬ 須磨の関守
         源 兼昌(百人一首78)

(淡路島から、通ってくる千鳥の鳴く声に
いく夜も目を覚ましてしまった、須磨の関守は)

 おはようございます。本日もよろしくお願いします。
 だいたい『源氏物語』の「須磨の巻」を連想して、光源氏が政敵を逃れて、この地でわび住まいをした時の孤独に想をとって解釈することが定番のようです。『平家物語』のフィルターで、この歌を解釈するとまったく違った様相が見えてきます。淡路島と須磨といえば、瀬戸内海の明石海峡の両サイド。瀬戸内海の船舶交通の要衝です。須磨から内陸側の鉢伏山の麓には一の谷があり、義経の鵯越えの逆落としの現場でした。須磨の浜辺には源平の戦いの古戦場があり、須磨浦公園には「戦の浜」の碑があります。都落ちで平家の落人は、この関を西に向かい滅んだのです。千鳥の鳴き声には、戦乱に対する恐怖の響きが混ざり、その声が響くと追手への恐怖心で目を覚ましてしまう。そんな解釈もなりたちます。
そのような解釈からは、タロットでは「戦車」で光と闇の戦い。サビアンでは「山羊座5度」で攻撃性、戦の準備。易では「地水師(ちすいし)」で兵、軍隊。なにやら緊張感がましつつある状況。ノアの箱舟に乗り続けていたいものです。

 本日、2月17日(金)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。

2017年2月15日水曜日

風そよぐ ならの小川の 夕暮れは  みそぎの夏の しるしなりける

 おはようございます。本日もよろしくお願いします。

風そよぐ ならの小川の 夕暮れは
 みそぎの夏の しるしなりける
             従二位家隆(百人一首98)

(上賀茂神社の楢の葉に風がそよいでいる夕暮れに
 夏越しのみそぎの神事が行われている。夏のしるしだ)

 作者の家隆は、定家との交友関係があり、後鳥羽院の歌会にも度々、出席していた歌人。温厚な人物として知られ、院が隠岐に流された後も島に通い、院を慰めていました。一方の定家は隠岐には見向きもしませんでした。その家隆の歌を99番の後鳥羽院の歌の前に選んでいるところに、院に対する定家の気持ちが反映しているように読み取れます。百人一首編纂の意図を解く糸口が、そのあたりにあるのかもしれません。歌の解釈は、さわやかな夏の風景で、とくに難しいことはない、いい歌です。けれども、そこに運命や周期の法則、人が逆らうことのできない歴史の定めのようなものがにじんでいると見るのは、深読みすぎでしょうけれど、ここでは深読みをあえてします。
 タロットなら「運命の輪」で運命の変転。サビアンなら「牡羊座12度」のⅤサインで、宇宙の秩序。易では「天雷无妄(てんらいむぼう)」で作為のないありのままの流れ。まあ、もうそうするしかないのです。

 本日、2月15日(水)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。

2017年2月10日金曜日

みかの原 わきて流るる 泉川  いつ見きとてか 恋しかるらむ


みかの原 わきて流るる 泉川
 いつ見きとてか 恋しかるらむ
        中納言兼輔(百人一首27)

(ミカの原に湧いて流れるいづみ川のように
いつか見たといっても<見たこともいないのに>、恋しいのはなぜだろうか)

 逢ったか逢わないかも定かではないのに、”ミカの原の泉”と聞いただけで、稀有で清らかな女性がイメージされて、恋しくなってしまう。<恋に恋する>恋愛の初期段階を歌ったといった解釈もあります。
「みかの原」は現在の京都南部にあたるかつての山城国の木津川北側の一部で、聖武天皇の時代に、”幻の都”=恭仁京(くにきょう)がしばらく置かれました。泉川は現在の木津川のことと言われますが、木津川にそそぐ伏流水といった感じでしょうか。その源流の泉を見ることは稀なことだったのでしょうね。
「ミカ」のことを天津甕星(あまつみかぼし)、つまり、金星だと解読したのは国学者の平田篤胤です。
 作者は、三十六歌仙の一人で、紫式部の曽祖父となっていますが、実はこの歌は、読み人知らずです。定家という人は何を考えているのでしょうね?
 泉、川、水、不可視の女、金星とくれば、おのずと「アニマ(女性性」)です。
 タロットなら「女帝(「妃」と訳したい)」で泉、金星、女性性。サビアンでは「牡牛座1度」の山の小川+「牡牛座7度」のサマリアの女+「牡牛座11度」の花に水をやる女=アニマ。易では「坤為地(こんいち)」で純陰の卦。大地、受け身、完全なる無為など。「陰極まれば陽になる」とか、その前には保護が必要なのかも。

 本日、2月10日(金)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。

2017年2月8日水曜日

みかきもり 衛士(ゑじ)のたく火の 夜は燃え  昼は消えつつ ものをこそ思へ

 おはようございます。本日もよろしくお願いします。

みかきもり 衛士(ゑじ)のたく火の 夜は燃え
 昼は消えつつ ものをこそ思へ
          大中臣能宣朝臣(百人一首49)

(宮を守る兵士がたくかがり火が、夜は鮮やかに燃え
昼は消えながらも、たえずものを思いなさい)

 通説では、昼も夜も、火のような熱い情熱で恋人を思い続ける恋歌であるといった、いつもながらの解釈になっています。闇を背景に燃えあがる夜の”火”が象徴的で、何事かに熱烈に思いめぐらすこと。しかし、恋もその対象のひとつではあってもすべてではないといえます。
 作者は、古来より神事を司る家系に属し、また、宮中で万葉集の解読に従事する「梨壺の五人」の一人。この歌は、作者自身の歌集には入っておらず、能宣(よしのぶ)作ではないとも言われます。
 古代から継承さてきた神事としての「火の秘儀」が、この歌に象徴されていると読んでみます。
 タロットでは「ワンド1」で火の根源力。サビアンでは「牡牛座17度」で剣とたいまつの戦い、あるいは「山羊座13度」の拝火主義で、いずれも火の超越力や変容力。易では「離為火(りいか)」で、「火」を象意が二重に強調されます。火に集中することは、限界突破力を得ることができます。

 本日、2月8日(水)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。

2017年2月3日金曜日

人もをし 人も恨めし あぢきなく  世を思ふゆゑに もの思ふ身は

 おはようございます。本日もよろしくお願いします。

人もをし 人も恨めし あぢきなく
 世を思ふゆゑに もの思ふ身は
           後鳥羽院(百人一首99)

(人をいとおしくも、恨めしくも思われる。思うようにならない
世の中に思い悩んでしまうのです。ものを思うわが身は)

 作者は、鎌倉幕府の追討を命じ、挙兵をうながし「承久の変」を起こしました。しかし、東国武士団の圧倒的な武力の前に敗れ、隠岐島に流されます。この歌は、挙兵、9年前の作とされます。解釈においては、一般論として善悪に対する内省を歌ったとするものと、幕府に対する苦しい胸の内が、すでにこの時期にあったとする具体的な歴史における心境との説に分かれているようです。
 院は隠岐で19年間を過ごし、時とともに静かな諦観に到達されたといわれます。ここでは一般論ではなく、敗北将軍の心情に思いをはせ、王朝時代が終焉し武家政治が台頭する時代にあって、しだいに敗北や挫折を受け入れていったものと解釈します。
 タロットなら「ソード10」で挫折と放棄。サビアンなら「山羊座22度」で敗北を受け入れた将軍。易では「天水訟(てんすいしょう)」で望みを達成できず心憂うこと。敗北や挫折を受け入れることを通して内的な強さが試されます。


 本日、2月3日(金)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。

2017年2月1日水曜日

筑波嶺の 峰より落つる みなの川  恋ぞつもりて 淵となりぬる

筑波嶺の 峰より落つる みなの川
 恋ぞつもりて 淵となりぬる
             陽成院(百人一首)

(筑波山の峰々からしたたり落ちる水が、あつまって男女川となるように
恋もしだいに積もって、いつか深い淵となりました)

「筑波嶺」は北関東の筑波山のことで、古代より歌われてきたイザナミ、イザナギを祀る山とされてきました。「峰」を引き出す序詞とされますが、この歌の主題は、筑波山でしょう。女体山・男体山の二つの峰からなり、そこから流れ出る川は「男女川(みなのがわ)」です。
 女性原理と男性原理の象徴にあふれています。古代、この地で歌垣が行われ、男女が交歓しました。蓮歌もこの地から生まれたといわれます。天の意志としての「恋」が蓄積され、しだいに地の「淵」となるという天地創造のプロセスがここにも象徴されていると理解することができます。
 タロットなら「LOVERS」でアダムとイブの世界。サビアンでは「牡羊座4度」の「恋人」で二極化の発生。易なら「地天泰(ちてんたい)」で天地の交わりによる創造。いずれも陰陽、男女などの二元性、二極化の発生から、運動や物質化、創造のプロセスが発生する元型を意味します。
 嫉妬とか横槍、思わぬ失敗など、地上では基本元型であっても邪魔が入りますので、その点は配慮がいります。

2017年1月27日金曜日

いまはただ 思ひ絶えなむ とばかりを  人づてならで 言ふよしもがな

 おはようございます。本日もよろしくお願いします。

いまはただ 思ひ絶えなむ とばかりを
 人づてならで 言ふよしもがな
            左京太夫道雅(百人一首 63)

(今はもう、きみのことはあきらめた、ということだけを
せめて人を介してではなくて、直接、逢って言いたいのだけど、できない)

 伊勢神宮の斎宮をつとめた三条院の娘に、役目を終えた後とはいえ、密かに恋仲となり、発覚後に禁じられた恋となったにもかかわらず、こんな歌を送っています。未練がましい作者は、その後も神仏を怖れぬ行動で知られ、「悪三位」とまで呼ばれた評判よろしからぬ人物。
 はたしてこの歌は秀歌といえるのでしょうか? 素人判断は控えますが、『百人一首』が定家選定であることは学会でも定まっています。しかし、ほんとうに秀歌集なのか、疑問が出ています。何か違った目的をもって定家が選定したのではないか? 謎解きに取り組んだ試みもいくつか存在します。占い用の歌集との見方も、この種の歌の存在が後押ししてくれます。秀歌かどうかはおくとして、マイナスのシンボルとしては使えます。
 タロットなら「カップ4」で高まる不満。サビアンなら「レオ21度」で時期尚早の低級サイキック。みじめな真似事。易なら「天澤履(てんたくり)」で虎の尾を踏む危険。いずれも要注意のシンボルです。立ち止まり、方向転換するなり、あるいは全責任を取る覚悟が必要です。怠れば応分の罰や不遇など、マイナスの状況が待っています。

 本日、1月27日(水)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。

2017年1月25日水曜日

夜をこめて 鳥の空音は はかるとも  よに逢坂の 関はゆるさじ

 おはようございます。本日もよろしくお願いします。

夜をこめて 鳥の空音は はかるとも
 よに逢坂の 関はゆるさじ
             清少納言(百人一首 62)

(夜が明けないうちに、鶏の鳴き声をまねてだまそうとしても
 故事にある函谷関ならいざしらず、二人のあいだの逢坂の関所の守りは、
 けっして許されないほどに固いわよ)

 清少納言は、鶏の鳴き真似で門を開けさせた「函谷関」の中国故事を織り交ぜた機知に富んだ歌でプレイボーイを撃退しています。しかし、相手の大納言行成も、なかなかの曲者で、次の返歌を送ります。
「逢坂は 人越えやすき坂なれば 鳥鳴かぬにも あけて待つとか」
 まったくもって失礼きわまりない返歌で、笑えます。このやり取りを清少納言は、自らが『枕草子』で取り上げ、周囲の笑いをとっているのですから、さすがです。両者、引き分けといったところでしょうか。
 ここでは清少納言の歌をとります。タロットなら「ペンタクル4」で固い守り。サビアンなら「魚座14度」で狡猾な(機知に富んだ)守り。易なら「沢地萃(たくちすい)」で、”集まり”における”守りの必要性”。「関所」や「逢坂」のような、人、物、お金の集まる場所には、行成のような輩からの防護、防衛、セキュリティが必要です。

 本日、1月25日(水)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。

2017年1月20日金曜日

ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば  ただ有明の 月ぞ残れる

 おはようございます。本日もよろしくお願いします。

ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば
 ただ有明の 月ぞ残れる
    後徳大寺左大臣(百人一首 81)

(ほとどぎすの鳴き声のほうを眺めると
ただ明け方の月が空に残っていた)

 夏の訪れを告げる早朝の風景を絵画的に表現していると、通説では解釈し、その技巧を賞賛しています。しかし、この歌は田辺聖子も指摘しているように『平家物語』が背後に象徴された歌です。平家物語のクライマックスで後白河法皇が、老いた建礼門院徳子を訪ねます。歌の作者は、この時、法皇に付き添った公卿の一人。建礼門院の硯箱には「ほととぎす」の歌が記されていました。平清盛の娘であった彼女は、天皇家に嫁ぎ、安徳天皇を生み、国母となりました。壇ノ浦では、彼女の母親と息子が入水し、平家は滅亡します。かろうじて生き残った彼女は、出家後、一族の菩提を弔いながら、隠棲していました。間もなく彼女も亡くなります。そこに法皇が訪れるのです。戦乱によって翻弄された彼女の物語が一挙に呼び起こされます。「月」が象徴するのは法皇でしょう。
 ここでは「ほととぎす」の心情から歌意をとります。タロットなら「ソード3」で戦いに傷ついた心。サビアンなら「山羊座2度」で戦争によって破壊された愛と同情。易なら「天地否(てんちひ)」で乱れ廃る悲しみ。戦争の悲劇を乗り越えることはできるのでしょうか?

 本日、1月20日(金)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。

2017年1月18日水曜日

世の中よ 道こそなけれ 思い入る  山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる

 おはようございます。本日もよろしくお願いします。

世の中よ 道こそなけれ 思い入る
 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる
        皇太后宮太夫俊成(百人一首 83)

(世の中に、苦しみから逃れる道はないものかと思い悩んで
山の奥に入ったものの、鹿が悲しげに鳴いていた)

 俗世を逃れた山奥でも、鹿が泣いている・・・どこに行っても苦しみから逃れる「道」はない――という詠嘆に満ちた歌。歌意は通説のとおりにとります。作者は定家の父親で平安末期から鎌倉時代にかけて歌壇をリードした人。定家によれば作歌にあたって、細くあるかないかの灯火のもと、火鉢を抱え、「声忍びやかに永吟され、夜が更け人が寝静まるにつれ少し首を傾け夜毎泣かれていた」というから、まことに暗い。こうした引きこもりの態度こそ、歌を作るにふさわしい状態だと定家は述べています。引きこもりこそ、創造的態度なんですね。
 タロットなら「隠者」で内省と哲学。サビアンなら「蟹座16度」で瞑想。易なら「天山遯(てんざんとん)」で逃れ引きこもること。奥山の鹿の鳴き声を聞いてこそ「歌」という創造の道に入ることができるという逆説の世界です。

 本日、1月18日(水)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。

2017年1月13日金曜日

今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな

 おはようございます。本日もよろしくお願いします。

今来むと いひしばかりに 長月の
   有明の月を 待ち出でつるかな
             素性法師(百人一首21)

(今すぐに参ると言うので、何か月も観想しましたが
明け方の月が出てきてしまいました)

 彼氏を待つ長い夜の女心を歌ったと通説は解釈するのですが、それだと作者の坊主が女心を歌ったことになり気持ち悪い。思いっきり角度を変えます。「長月」を定家は「何か月も」と解釈しています。ならば坊主らしく山寺にこもった閑居の孤独がテーマ(こういう解釈をする研究者もいます)。

 作者の宗派は不明ですが、平安時代の仏教は密教が主流。瞑想法の初歩に月輪観(月の瞑想)があります。心の中に月をリアルにイメージします。「今すぐに(月)が参る」と言われたのですが、一向にイメージできない。何か月も修行を続け、月が心の中に出てくるのを待っていたのですが、出てこずに、出てきたのは「有明の月(明け方の月)」だった!

 タロットなら「月」で(霊的)予感。サビアンなら「蠍座8度」で月と霊的静謐、あるいは「蟹座22度」の待ち望むこと。易なら「水天需(すいてんじゅ)」でひたすら待つこと。「待てば海路の日和あり」です。

 本日、1月12日(金)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。

2017年1月11日水曜日

逢うことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし

 おはようございます。本日もよろしくお願いします。

逢うことの 絶えてしなくは なかなかに
   人をも身をも 恨みざらまし
              中納言朝忠(百人一首44)

(もしも逢うことが絶対にないのならば、あの人のつれなさも、
わが身のつらい運命も、恨みはしなかったのに・・・)

 絶対に逢うことがないのなら、あきらめもつくのだけれど、たまたま逢うことで、しだいに恋心が募ってしまう。ありがちなことかもしれません。作者は三十六歌仙にも入っている歌人で、和歌のうまさで官位を得たり、笙の奏者としても知られた存在。順風満帆の人生の人ですが、中年すぎに人妻に恋をしたらしい。時々、逢えるのがかえってつらい。いかにも百人一首らしいかなわぬ恋の歌。この歌は深読みの象徴解読はせずに、そのまま読みます。
 タロットなら「カップ8」でつのる虚しさ。サビアンなら「乙女座7度」で待つ身のつらさ。易なら「雷沢帰妹(らいたくきまい)」でさまよい行けば凶。実現性をさぐりつつ、安易に動かず、忍耐強い努力を続けるとよいでしょう、といったところでしょう。

 本日、1月10日(水)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。



2017年1月6日金曜日

長からむ 心も知らず 黒髪の  乱れて今朝は ものをこそ思へ

 おはようございます。本日もよろしくお願いします。

 長からむ 心も知らず 黒髪の
 乱れて今朝は ものをこそ思へ
                  待賢門院堀河 『百人一首』から

(末永く心変わりしないというあなたの言葉が信じられないので
今朝は乱れたこの黒髪のように 心乱れて思い悩んでいます)

「黒髪の乱れ」のあたりから、百人一首の中でも最もエロティックな恋歌と評されている歌。作者は崇徳院上皇の母親。息子は策謀に巻き込まれ、天皇を退位しました。その時、彼女も出家しています。数年前のNHK大河ドラマ『平清盛』でも、崇徳院のすさまじい怨念が描かれていました。そんな歴史に思いをはせると、素直にそのまま読めません。「今朝」や「黒髪」も違った意味を隠しているのではないのか? 歌の解釈においても、思い悩む世界に引き込まれます。疑い、思い悩むどす黒い世界です。タロットなら「悪魔」、易なら「水雷屯」、サビアンなら「蠍座29度 存在の悲しみ」といったあたり。容易に抜け出せません。いきなり魂の極北です。ここはじっとがまんして、時の経過にゆだねるしかありません。苦し紛れの悪ふざけはいけません。冬至も過ぎ、日はすこしずつ伸びます。

 本日、1月5日(金)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。

2017年1月4日水曜日

人はいさ 心も知らず ふるさとは 花の昔の 香(か)ににほひける

 あけましておめでとうございます。1月4日(水)、本日より、鑑定を開始します。正月ボケですが、よろしくお願いします。
 さて、年も改まり、気分も変わったところで、本日から趣向を変えて、『百人一首』をランダムに選び、占いとして解読していきましょう。藤原定家は、秀歌を選定したとされますが、実は占い用であったという説もあります。さて、本日の歌は紀貫之の歌です。

人はいさ 心も知らず ふるさとは
花の昔の 香(か)ににほひける

人は心変わりをするかどうかは知らないけれど(心変わりをするものだけれど)
あの故郷の梅の花だけは変わらない香りをただよわせている。

「ふるさと」は奈良県の初瀬山で、そこに咲いている「梅の花」を歌ったと解説されている。初瀬山は天照大御神にかかわる聖なる山であり、真言宗の長谷寺には天照大御神と集合した大日如来が祀られている。梅の香は変わることのない聖性を象徴しているわけだが、「か」には「太陽の輝き」もかかっている。天照大御神の普遍的な恵みも歌われているのだ。変わりやすい人のこころ、世の動きを越えた普遍的なものを心に呼び起こし感謝しましょうという正月にぴったりの歌です。
*この解釈は定説的解釈を参照しつつ、独自の解釈もはいっているので、その点を考慮ねがいます。

本日、1月4日(水)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。