おはようございます。本日もよろしくお願いします。
世の中よ 道こそなけれ 思い入る
山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる
皇太后宮太夫俊成(百人一首 83)
(世の中に、苦しみから逃れる道はないものかと思い悩んで
山の奥に入ったものの、鹿が悲しげに鳴いていた)
俗世を逃れた山奥でも、鹿が泣いている・・・どこに行っても苦しみから逃れる「道」はない――という詠嘆に満ちた歌。歌意は通説のとおりにとります。作者は定家の父親で平安末期から鎌倉時代にかけて歌壇をリードした人。定家によれば作歌にあたって、細くあるかないかの灯火のもと、火鉢を抱え、「声忍びやかに永吟され、夜が更け人が寝静まるにつれ少し首を傾け夜毎泣かれていた」というから、まことに暗い。こうした引きこもりの態度こそ、歌を作るにふさわしい状態だと定家は述べています。引きこもりこそ、創造的態度なんですね。
タロットなら「隠者」で内省と哲学。サビアンなら「蟹座16度」で瞑想。易なら「天山遯(てんざんとん)」で逃れ引きこもること。奥山の鹿の鳴き声を聞いてこそ「歌」という創造の道に入ることができるという逆説の世界です。
本日、1月18日(水)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。
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