みかの原 わきて流るる 泉川
いつ見きとてか 恋しかるらむ
中納言兼輔(百人一首27)
(ミカの原に湧いて流れるいづみ川のように
いつか見たといっても<見たこともいないのに>、恋しいのはなぜだろうか)
逢ったか逢わないかも定かではないのに、”ミカの原の泉”と聞いただけで、稀有で清らかな女性がイメージされて、恋しくなってしまう。<恋に恋する>恋愛の初期段階を歌ったといった解釈もあります。
「みかの原」は現在の京都南部にあたるかつての山城国の木津川北側の一部で、聖武天皇の時代に、”幻の都”=恭仁京(くにきょう)がしばらく置かれました。泉川は現在の木津川のことと言われますが、木津川にそそぐ伏流水といった感じでしょうか。その源流の泉を見ることは稀なことだったのでしょうね。
「ミカ」のことを天津甕星(あまつみかぼし)、つまり、金星だと解読したのは国学者の平田篤胤です。
作者は、三十六歌仙の一人で、紫式部の曽祖父となっていますが、実はこの歌は、読み人知らずです。定家という人は何を考えているのでしょうね?
泉、川、水、不可視の女、金星とくれば、おのずと「アニマ(女性性」)です。
タロットなら「女帝(「妃」と訳したい)」で泉、金星、女性性。サビアンでは「牡牛座1度」の山の小川+「牡牛座7度」のサマリアの女+「牡牛座11度」の花に水をやる女=アニマ。易では「坤為地(こんいち)」で純陰の卦。大地、受け身、完全なる無為など。「陰極まれば陽になる」とか、その前には保護が必要なのかも。
本日、2月10日(金)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。
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