2026年8月31日月曜日

サビアン占星術講座について


 過去の事ばかりがテーマになると誤解されているかもしれないので、

簡単に今回の講座について触れておきます。

サビアン・シンボルの占星術における応用や研究は、今日まで多くの展開があります。

代表的なところを紹介してみましょう。


◆マンダラ以後のサビアン・シンボルの代表的研究

1 ディーン・ルディヤーの『ギャラクシック・ディメンジョン・アストロロジー』:占星術におけるヘリオセントリック的展開の展望を開く

2エリアス・ロンズデールのチャンドラ・シンボル『Inside Degrees』『The 360 Degrees of the Zodiac』:エゴ(太陽)から魂の奥(月)のメッセージとシンボルを深化

3マーティン・ゴールドスミス氏『The Zodiac By Degrees』:厖大な出生データ検証を40年以上かけた研究

4マイケル・エールワインは占星術のフェイズやアスペクトの研究をサビアンの構造解釈を通して展開した。その媒体は著書ではなく、主にネット上のサイトだが、構造研究の代表例。

他にもありますが、以下に簡単に概説してみましょう。

1 『ギャラクシック・ディメンジョン・アストロロジー』

 太陽系を銀河系の視点から捉え直し、従来の占星術の哲学を拡張したもの。: ディーン・ルディヤー 出版: 1975年。主な視点: 「太陽もまた一つの星である(The Sun Is Also a Star)」という前提に立ち、地球や太陽系を孤立した存在ではなく、広大な銀河系(ギャラクシー)の一部として位置づけます。主な内容銀河的アプローチ: 太陽系に対する銀河的・全体的な視点の導入。外惑星の役割: 天王星・海王星の極性、冥王星がもたらす深淵・空虚・中心回帰の体験。トランスパーソナル(超個人心理学): 個人の枠を超えた人間関係や、銀河コミュニティとのつながりを探究。



2 チャンドラ・シンボル

エリアス・ロンズデール氏は、古代の叡智や高次元の意識とつながるチャネラーであり、優れた占星術家。

彼は、人類の意識が「太陽系レベル」から「銀河系(トランスパーソナル)レベル」へとシフトする中で、サビアン・シンボルだけでは捉えきれない、人間の内面のよりディープで神秘的な領域(多次元的な自己)を表現するコードが必要だと感じました。

そこでチャネリングによって降ろされたのが、360個のまったく新しい詩的なイメージ群(チャンドラ・シンボル)です。これらは彼の著書『Inside Degrees』や『The 360 Degrees of Your Star Destiny』にまとめられています。


3 マーティン・ゴールドスミス

1925年にチャネリングで降ろされたオリジナルのサビアン・シンボルは、当時のアメリカの時代背景(西洋中心主義や古いジェンダー観など)を色濃く反映しており、現代人の心理や生活にそぐわない部分が多々あるとの認識に基づく研究。  

科学史の博士号(PhD)を持つゴールドスミス氏は、40年以上の歳月をかけ、「実際の著名人や一般人の膨大なホロスコープデータと、その人の実際の人生・心理的特徴を照らし合わせる」という徹底的な検証(データ分析)を行いました。その結果、100年前のシンボルを修正し、現代人のための360度の新しい象徴体系を完成させた。

『The Zodiac By Degrees』


4 マイケル・エールワイン

「サビアン・シンボルの構造(数理的マトリクス・視覚的配置)」に特化して、著書ではなくネット上のサイトで論じている。

  • Interface: Astrology and Video』や各種オンラインアーカイブでの研究
    彼はコンピューター占星術の先駆者(Matrix Softwareの創設者)として、360度の円を単なる象徴の羅列ではなく、「新月から満月へ至るような循環サイクル(ソルーナー・サイクル)」の細分化として捉えるシステムを構築しました。 [1]

  • フルフェイズ・アスペクト(Full-Phase Aspects)の提唱
    エールワインは、マーク・エドモンド・ジョーンズのサビアン・シンボル構造(1度と360度の対比など)をシステム論的に発展させ、「同じ90度(スクエア)でも、満月に向かう90度(上弦)と新月に向かう90度(下弦)では構造的な意味が全く異なる」という、全天360度を一方向の動的なプロセスとして解釈する視覚的・構造的なアプローチを確立しました。 [1]

  • [1] https://medium.com


    この他に、実に多様な応用や研究があります。日本の松村潔氏、直居アキラ氏の研究についても、あるいは岡庭加奈氏,東條真人氏の研究をこういった多彩な展開の中に置いてみると、その存在感も変わってきます。

また、今回、遺品の中に埋もれていた直居アキラ氏の小説『約束の地 宇宙のキリスト』がサビアン占星術の背後にある世界観とも連動するもので、直居サビアンの解説書としての側面があることが、しだいにわかってきました。
 占星術の背後に厳然と存在する神秘思想と占星術の理論や手法は、近代的な世界観とは矛盾したり葛藤を引き起こす鬼っ子的なものですが、だからこそ面白いと感じるのではないでしょうか?
 神智学は明らかにユダヤ・キリスト教神秘主義の宇宙観から成り立っています。魂の輪廻、過去世などの問題、パーソナリティと魂の問題などに触れることなく、手法も使いえない面があります。今回は可能であればドラゴン・ヘッド、テールの問題について触れてみたいと考えています。また、サビアン占星術の使い方として、特定の問題度数の発見方法、その問題度数に対処するためのブレークスルー度数をサビアンの幾何学構造から見いだす方法などにも触れられればと準備をすすめています。


アストロロジャーラウンジ ¥8.500 展示会のみ入場 ¥2.000

 アストロロジャーラウンジ本編応募🔗docs.google.com/forms/d/19Qto9 

 故直居アキラ先生の貴重資料展示会のみ参加🔗docs.google.com/forms/d/1XIktU


2026年8月26日水曜日

遺稿『約束の地 宇宙のキリスト』 を発見!

 


サビアン占星術の日本における創始者:直居アキラが

映像作家:桜林宏であることは、前回のブログで簡単に紹介した。

その証明となる未発表の作品を発見!

 サビアン講座参加者に、この小説の前半部が入ったPDFをプレゼントします!

以下は冒頭の第1章です。


 「約束の地 宇宙のキリスト」

 第一部 死者、夏子を追って

第1章

 それは突然の始まりであった。京子にとって親友の夏子の死は、それまで予想もしない内面の変化をもたらした。しかしそれを説明するためには、京子の不思議な環境と生き方について語らなければならない。

 京子は、自分では陽炎のように生きているとイメージしていた。しかしそれは、外側の人たちへのカムフラージュであることは じゅうぶんに知っていた。外から見れば、京子は恵まれたブルジョアの娘で、結婚相手が出てくるのを待っているとしか映らなかっただろう。だが京子の世界は、まったく違うものであった。京子が口を開いて気軽に話せば、すぐに人は京子を精神世界の若い女性とわかるかもしれない。

 もしそうだとしても、人は京子に起きていることを理解することはできないであろう。京子の生活は、女神Aと女神Bとのチャ ネリングで営まれており、その周囲にいる何人かの人々との緊張関係によって営まれていた。そうしたチャネリングが始まってから、女神Bは京子に秘密の厳守と平凡さの破棄を求めてきたので、京子は自然にそれに従って生きてきたのだ。

 そのためには、京子の環境はきわめて有利なものであった。父は地方の実業家で、あたかも京子を恐れているかのように東京の支店の会計監査の補助の仕事をさせながら、学生のときのように仕送りさえしてくれたので、生活の苦労というものは何もなかった。京子の母は、子供のときに京子に東京の教育を受けさせるという名目で家を出てから久しい年月が経ったが、それにより父は、京子にとっての不在の証のような存在となった。その母も男を作り、さらなる家出をして、京子は一人になった。

 そうしたドラマも、今ふり返ると嘘のように見えた。いや、女神Bが京子に起きたことを嘘として認識させたから、といったほうが正しいのだろう。京子は女神Bの力で、起きていることも、この世の通俗のこともすべて嘘と教育されたようなものだったのだ。たしかに外の世界のことは、京子にはまるで遠足の水族館の光景に過ぎなかったといえる。

 その光景を、京子はできるだけ見ないようにしていたし、女神たちとの交流が始まってから知ることになった、何人かの人物を精神的な盾として、みごとなまでに自分を隔絶し終えていたのだ。ただひとり夏子だけは、京子と普通の世界の折衝点の大使のような役割をはたしていた。

 夏子と京子は私立の一貫教育の学校で、中学から一緒であった。女神たちがコンタクトするまで、京子と夏子はそうした学校の女の子によくあるように、親のペットの肥大化同然の生き方を想い描いていた。だが、京子の変化が始まるにつれて夏子にも変化が訪れ、夏子は京子の通訳のような存在となっていった。あたかもそれは外国に潜伏する先輩のスパイが、後輩に教えるというようなものになっていった。夏子は京子の不思議な状況を理解しつつ、通俗の世界観と切れのある思考分析を提供していたといってもよいかもしれない。

 たぶん夏子は、人の置がれる運命のポジションは決められているから、それから外れるべきではないと考えていたようだ。具体的にはそれは、彼女たちが置かれているセレプ的な立場の保持ということにあり、夏子自身はそうした平凡な人生コースを心から望んでいたいため、夏子の存在自体が京子には現実的、ステイタス的な存在証明となっていた。夏子という鏡で京子が自分を見ると、単なるお金持ちの娘ということになるのだった。もしそれだけであったら、夏子とのつき合いは学校を卒業した時点で終わっていたのかもしれない。

 夏子の母は有名な作家や僧侶の多い家系で、母自身がかなりの瞑想修行の弟子を持つという、特異なところがあった。夏子にもその血は受け継がれていて、夏子には母同様に、この国の求道思想の世界の中心に位置している自負のようものがうかがえた。結果として夏子は通訳であると同時に、鋭利な批評家として機能することとなったのだ。

 いや、夏子は、京子が精神世界に深入りすることを自己の代償行為としてみなしていたのかもしれない。夏子自身は、ステイタス的権利とさらにそれを保証してくれる男だけを求めていたからだ。もっとも夏子が求める男はそうしたタイプだけではなく、あたかも女王が奴隷を指名するかのように、クラブで知りあった男たちと寝るという側面があった。そうした餌がないと非常に不機嫌になり、ある意味では時代錯誤の傲慢さをもっていたのだが、それが磁力のような魅力にもなっていた。

 二人を取り巻くほかの友達との関係も、絆を深めてくれるものであった。なにより京子の、表面的にはボーイフレンドということになる光男を、夏子が尊敬し褒めちぎっていたことが、とりあえず二人の関係を安定させるものとなっていたのかもしれない。だが京子にとっては、光男こそが自分の人生に呪いをもたらし、通常の男女関係のものではないその苦しみを、夏子は非常に喜んでいたのだ。その様相は、歓喜に近いものがあった。

「そうなのよ、そうなのよ、すべては魔との戦いなのよ」と、目を輝かせていう夏子のことを、京子は鮮やかに思い出す。

 だが通俗的表現をすれば、「魔」によって倒されたのは京子ではなく、夏子のほうだった。それはもし若くして死ぬことが、魔への敗北とするならばの話だと光男はいったが、京子には自分の身代わりになったという思いが去らない。

 いや、本当は自分が夏子に持ち込んだ魔の気が、夏子を死に至らしめたのではないか? もちろん京子は、こんな想いは自分の自己愛の妄想であることはよく知っていた。どうせ光男に話したところで、「すべての思考はポイズンだ」というにきまっている。こういうときは光男の背後にいる四方田(よもた)に聞くしかないのだが、女神Bがチャネリングで先回りしてきた。

「戦いなさい京子、夏子を追うのです」

 死んだ夏子を追う! この提案に、京子は眼がくらみそうになった。そんなことはまったく考えていなかったということもあるが、京子には自分が長く持っていた信念――この世から自分の姿を消す絶好のチャンスが、そこに潜んでいるように思えたのだ。

「消えるしかないのだわ」思わず声に出して、京子はそういった。

(第1章おわり:全16万字の長編小説の冒頭部分です)


アストロロジャーラウンジ ¥8.500 展示会のみ入場 ¥2.000

 アストロロジャーラウンジ本編応募🔗docs.google.com/forms/d/19Qto9 

 故直居アキラ先生の貴重資料展示会のみ参加🔗docs.google.com/forms/d/1XIktU

2026年8月11日火曜日

神田神保町の占い館「アルケミア」でサビアン講座開催について




  ディーン・ルディヤーの『アストロロジカル・マンダラ サビアン・シンボル占星術』(太玄社)の発刊にちなんで、神田神保町の占い館「アルケミア」でサビアンにまつわる講座をさせていただくことになりました。合わせてサビアン占星術の日本における創始者といえる直居あきら先生の遺品の展示をします。直居先生は2017年11月に葉山のご自宅で逝去されました。早いもので来年で10年たちます。

 この機会に直居先生の思い出とその占星術や神秘思想について触れてみようと思います。


ちょっと長くなるかもしれないので、どんな話になるかを考えてみると


1.関わった本『サビアン・バイオリズムで人生をプラス/マイナスに』と『スターチャイルドの誕生』の二著に編集者としてかかわった。


2.直居先生のサビアン講座に1年半ほどちゃんと通った。1989?~91年神楽坂時代。


3.1992年ころから4~5年、私は葉山の隣町の横須賀市秋谷というところに住んでいて、ご近所づきあいをした。その思い出。


4.神智学理論をベースにした秘教的占星術理論における過去世、ノードやサビアン関連の問題。アリス・ベイリー、ジェフ・グリーン、ルディヤーとの関わり。


5.ディーン・ルディヤーと直居あきらのサビアン・シンボルについて


6. あまり知らていないが、直居さんは成城大学で映画研究会に所属していた。3年先輩にあの大林宣彦監督がいた。60年代の実験映画の監督として当時、一群のアバンギャルドな監督の一人として本名の「桜林宏」の名が残っている。大林宣彦監督クレジットのCM「マンダム」はどうも電通にそのころ在籍していた直居さんが制作側にいて、深くかかわっていたらしい。直居あきら=桜林宏の作品でもあった。CM制作時代の代表作は何かと聞いたら、この作品を出してきた。


ーーざっとこんなテーマが浮かぶ。

はい、まずは予告編でした。

アストロロジャーラウンジ ¥8.500 展示会のみ入場 ¥2.000 アストロロジャーラウンジ本編応募🔗docs.google.com/forms/d/19Qto9 故直居アキラ先生の貴重資料展示会のみ参加🔗docs.google.com/forms/d/1XIktU


2026年7月21日火曜日

ヲシテ・フトマニ研究会 第7回

 

第7回 ヲシテ・フトマニ研究会

を開催します。


2026年7月25日(土) 午後1時開始 3時終了
テーマ                             

Part1:フトマニ3文字の意味を解く               
      ホツマにおける季節の行事               
Part2:フトマニ各解題                      
    3アチリ「ハナもわが身の ウツロイか」        
    4アヌウ「裳裾に満つる 恵みぬうなり」            

zoomで参加できます!
後日動画視聴もできます。
講師:北川隆三郎 美園環希
会場:井の頭線 高井戸駅徒歩3分
会費:2,000円
申し込み者に会場詳細、zoomリンクを送ります。
みなさまの参加をお待ちしております。
北川隆三郎 kitagawaryuzaburou@gmail.com


ソサノヲの息子オオナムチが
出雲を大発展!


出雲のサンタクロース(?)、オオナムチ(大国主)は、             
  インドの神様、大黒天と神仏習合した。        



(チラシ写真は奈良県の飛鳥寺所蔵の大黒天像)          



2026年3月19日木曜日

ヲシテ・フトマニ講座を池田満先生が紹介してくれました!! ありがとうございます!

 ヲシテ文献の第一人者、池田満先生が私と美園先生とで共同主催している講座を紹介していただきました。ありがとうございます。


東京の北川隆三郎さんが講座を開いておられます。

苦節20年にもなりましょうか?

ヲシテはむつかしいので、簡単には講座を開くのが困難です。

北川隆三郎さんは、

スパルタ・べべさんの指導のもと、

暗唱・暗記から積み重ねてこられました。

「フトマニ」は特に難解です。「ホツマツタヱ」も「ミカサフミ」も併せて基礎学力を付けないと、空中分解の憂き目にあいます。

美園環希さんもご一緒になさるようです。

オンライン参加を追加しました。
zoomミーティング機能で研究会にご参加いただけます。
参加費2000円を下記口座にお振り込みをお願いします。
確認の上、リンクを送ります。

振込先口座
ゆうちょ銀行 店名 〇一八 ゼロイチハチ
店番 018 
普通貯金 口座番号 6934075
口座名義 サビアン シンジケート

また、従来の会場参加の詳細は以下です。

3月28日午後1時~15時開催です。
会場 : 阿佐谷地域区民センター 3階第7集会室

住所:〒166-0001 杉並区阿佐谷北1丁目1番1号
https://www.city.suginami.tokyo.jp/s023/shisetsu/13881.html

JR阿佐ヶ谷駅を下車、中央線のガード沿いに高円寺・新宿方面に向かい徒歩6分ほどです。
グーグルマップの会場までの徒歩経路図と
会場のある3階見取り図を添付します。

会場:午後1時 講座開始:午後1時15分~3時まで
料金:2000円(現金にて、つり銭がでないようにお願いします)

不明な点があれば、以下に連絡ください。
090-1302-6541
kitagawaryuzaburo@gmail.com

皆さまのご参加をお待ちしております。

北川隆三郎 美園環希

左から、北川隆三郎さん、わたくし、美園環希さん

去年(令和7年2025)の「ニハリのミヤ」探訪の際の写真です。

https://ikedamituru.hateblo.jp/entry/2026/03/19/043710