さて、年も改まり、気分も変わったところで、本日から趣向を変えて、『百人一首』をランダムに選び、占いとして解読していきましょう。藤原定家は、秀歌を選定したとされますが、実は占い用であったという説もあります。さて、本日の歌は紀貫之の歌です。
人はいさ 心も知らず ふるさとは
花の昔の 香(か)ににほひける
人は心変わりをするかどうかは知らないけれど(心変わりをするものだけれど)
あの故郷の梅の花だけは変わらない香りをただよわせている。
「ふるさと」は奈良県の初瀬山で、そこに咲いている「梅の花」を歌ったと解説されている。初瀬山は天照大御神にかかわる聖なる山であり、真言宗の長谷寺には天照大御神と集合した大日如来が祀られている。梅の香は変わることのない聖性を象徴しているわけだが、「か」には「太陽の輝き」もかかっている。天照大御神の普遍的な恵みも歌われているのだ。変わりやすい人のこころ、世の動きを越えた普遍的なものを心に呼び起こし感謝しましょうという正月にぴったりの歌です。
*この解釈は定説的解釈を参照しつつ、独自の解釈もはいっているので、その点を考慮ねがいます。
*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。
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