2015年10月21日水曜日

占星術における天動説とシュタイナーの霊的宇宙論




 西洋占星術のホロスコープは、その円の中心は地球である。”ジオセントリック”と呼ばれる。西洋占星術は、プトレマイオスの天動説が基軸となった世界観にもとづいている。太陽を中心とするコペルニクスの地動説は採用されていない。
「科学の進歩を取り入れないから、占いとか、占星術なんてものは、非科学的でナンセンスなんだ」。そんな声が聞こえてきそうだ。現代社会は、科学信仰とでもいえる認識が支配的だ。
 ルドルフ・シュタイナーは、1909年の講演で、以下にように語っている。

●プトレマイオスおよびコペルニクスの宇宙説
 ですからコペルニクスの宇宙説とプトレマイオスの宇宙説とを比較するときには、プトレマイオスの説の中には、指導霊たちの位置関係が示されていることを知らねばなりません。そしてそれを知るには、地球を遠近法の出発点にしなければなりません。いつか将来、この宇宙説がふたたび正しいとされるときが来るでしょう。それは人間が霊界のことをふたたび知るようになったときです。おそらくはそのときの人間は、現代よりも狂信的ではなくなるでしょう。私たち現代人は言うでしょう。――「コペルニクス以前の人びとは天体の運行に関してナンセンスなことを語っていた。まだ原始的な宇宙説を信じていたのだ。コペルニクス以後、私たちはやっと正しい宇宙説を知るようになった。すべてコペルニクス以前の立場は間違っている。これからは、未来永劫に到るまで、数百万年後であっても、コペルニクスの地動説は正しいであろう」と。
 現代人は大体こんな考え方をしているのです。現代の天文学の分野におけるほど、狂信が支配したことはめったにありません。未来の人びとはおそらくはもっと寛容であってくれるでしょうが、それでも次のように言うことでしょう。――「十五、六世紀以降、人々は霊界が存在することを知らなくなった。そして霊界には別の遠近法があり、天体は単に物質的に観測するときとは異なる秩序にも従っていることを忘れてしまった」
                             『シュタイナー霊的宇宙論』(春秋社)より





 要するにシュタイナーは、コペルニクスの地動説は、物質的世界観としては正しいが、霊的宇宙を正しくとらえていないと指摘し、未来において人々が霊界への認識を取り戻せば、プトレマイオスの天動説がよみがえってくると予言している。
 シュタイナーの講演から100年以上が経った、現代において、コペルニクスの宇宙説が、いまも支配的だ。「別の遠近法」 は忘れらている。ただ、西洋占星術のホロスコープだけは、この「異なる秩序」を維持してきた。
 図には「コペルニクス的宇宙(横線)と霊的ヒエラルキアの作用圏(縦線)/図中の記号は下から順に、地球、月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星」というキャプションがついている。つまり、ふたつの宇宙説を合成したものだ。
 太陽を中心にみるとコペルニクスの宇宙図に見えるし、一番下の地球に視点を置くと、プトレマイオスの宇宙図のようにも見える。
 ただし、詳細に見ると水星と金星の位置がおかしいことに気が付く。その当たりは、同書にくわしく書いてあるの省略する。

  さて、この図のような惑星直列とまではならないが、各惑星がひとつの星座に収まる程度の集合なら、土星と木星の会合周期でもある、およそ20年に1度、この配置が起こる。シュタイナーの時代もふたご座で、霊的ヒエラルキアが作用する配置となったという。そのとき、霊界の見通しがよくわかったとシュタイナーは述べている。

★ 本日、10月21日(水)午前11時より、午後9時(受付締切午後8時)まで、原宿占い館タリム(03-3497-5825)にて鑑定を行います。
*タリムでの鑑定は水曜日、金曜日です。

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